吃音ノート

吃音および関連分野について考えます

2022-01-01から1年間の記事一覧

この10年間の私の吃音の経過と今後

私は昔から難発系の吃音があった。ずっと製造の仕事をしてきたが、職場では吃音はあまり問題にならなかった。年齢が進むにつれ、吃音は自然に軽くなった。場慣れ、神経の鈍化のせい?ただし「おはようございます」や「ありがとうございます」や自分の名前を…

DAF吃音を体験して考えたこと

私は日頃は団地や身辺の雑事に追われており、吃音のことをまったく考えていない。人と話す時も吃音を意識していない。すると自然に「吃音ノート」のことはどこかに消し飛んでしまう。また、記事を書く以上はなるべく文献を読んでおきたいと思うと、書くのが…

吃音は恥ずかしいことか、情けないことか?(3)

私は吃音は恥ずかしい、情けないという感情・考えをほとんどもたない。これは私の個人的資質も関係しているかも知れない。それもちょっと書かせていただくが、生き恥の多い人生をさらすようなことなので、差支えのないように書く。苦しんでいる吃音者に訴え…

吃音と歌

インターネットで「吃音について歌われた曲はありますか?」という質問を見た。調べてみると、ラップには吃音に関する歌があるようだ。吃音症の高校生ラッパー「達磨さん」が歌っている。 youtu.be また「俺らよりダメな奴っているの?」さんも歌っている。 y…

思い出の吃音者

私はかなりの数の吃音者を見ている。正確に数えていないが、少なくとも30名以上の吃音者を見ていると思う。 高校時代、T君と同級だった。彼は貧しい母子家庭の子だが、頭がよく、成績優秀だった。しかし重度の吃音があり、難発時に唇などがブルブル震えた。…

吃音は恥ずかしいことか、情けないことか? (2)

吃音者もいろいろで、吃音を極力隠そうとする吃音者もいれば、吃音を隠そうとしない吃音者もいる。その違いは何によるのだろう?おそらくその人の人生経緯(吃音をバカにされた経験etc.)、周囲から受け入れられているかどうかの自己評価、人生観、世界観、性…